しらゆりの世界

発達障害の息子と共に生きながら、独自の見解で語るブログ。ADHDをよく知らない方にも。

ADHDの子供は習い事をしないほうがいい?

 

どうも、しらゆりです。

 

今日は前回の続き。

w-lily.hatenadiary.jp

 

②行ってみたい場所、やってみたいことなど興味を示すことが増えた件の「やってみたいこと」についてだ。

  

小3のはじめ頃までは、私が「これおもしろそうじゃない?」と言っても完全無視だった息子。

 

運動は得意タイプの息子でも、過去に自転車練習で苦戦したこともあり少しトラウマになっていたのだろう(それだけではないが)。ようやく乗れるようになったのが小2の夏だった。

 

なんせ「失敗」に対してただならぬ恐怖心を抱いている。

 

 

だが最近は、自分から「これやってみたい!」と提案してくることが増えた。

 

それもゲームではなく、実際に外へ出たり、実物を自分の手と頭でどうにかせねばならない部類の興味に変わってきた。

 

木彫りだったり、料理だったり、高難易度の折り紙だったり、スケボーとかバク転ができるようになりたいとか。

 

  

ゲームに関しては小さい頃から変わらず好きで、外に出るより家でゲーム派だった。

マイン◯ラフトに関しては、隠し扉だとか様々な仕掛けを施した建築物などを製作しており(もう何をしているのか母にはわからないレベル)、パソコンではコマンド入力を炸裂(焼いた牛肉って英語でなんて言うの?とか聞いてくる)、母の目で見てすぐ分かる部類では歴史的建造物であるザ・日本の城を製作していた。

今流行りのフォート◯イトの建築スピードは見ていてもよく分からない。それでも世界レベルには到底及ばないのだろうが。

 

だがやはり、ゲームに関しても「負ける」ことが何と言っても苦手だ。

「もおおおおおおおおおおお!!!!!」と癇癪を起こす。

 

だが最近、そんな自分に少し疲れたのかもしれない。

 

 

 

息子がADHDだと判明する前から、親としてゲーム以外にハマれるものを見つけてやりたいと言う思いがあった。

何か1つでいい、自信につながるものが見つかればという必死の思いで習い事をさせてみたり、体験させてみたりしていた。

 

ゲームが好き、運動が得意という私の勝手な思い込みから、

 

「運動系」

  1. ダンス(体験)
  2. レスリン
  3. スイミング
  4. サッカー(体験)
  5. バレーボール(体験)

 

「ゲーム連想系」

  1. 英語
  2. プログラミング

 

ダンスに関しては、息子が5歳の頃、知り合いの紹介で体験に行かせてみた。だが本格的で厳しいダンス教室だったため、息子は圧倒されてしまったようで、2度体験に行ったきりだった。

 

レスリングは、身内のつながりで数回通ったものの、やはり本格的な雰囲気が息子にとって恐怖に感じてしまったようだった。

 

スイミングは、同じ保育園の同級生たちが多く通うクラスだったため、すごく期待を込めて通わせていたのだが、友達がいる喜びよりスイミングが嫌いな感情が勝ってしまったことにより、小1になってすぐやめてしまった。ADHDは水泳が苦手なタイプが多いことを、まだこの時は知らなかった。(息子がADHDであることすら知らなかった)

 

そして小学校入学直前に英語教室の勧誘があり、息子が「やりたい!」と家の床を抜く勢いで意思表示をしたことから、この時何故か少し余力のあった私は、全財産を入会金その他諸々に注ぎ込んだ。泣いた。だが、これも小1で完結した。

 

そのあとすぐプログラミング教室に行った。ロボット製作から始めるやつだ。息子も気に入っていたはずだった。だが、御察しの通り。終わりはすぐだった。

 

サッカーも体験に行ったが、別に入部するほどやりたくないとのことだった。

 

 

その後はもう、息子から提案があるまで待とうと思った。

習い事とか別にしなくても大人になれる、大丈夫だって自分に言い聞かせていた。

色々早すぎたのかもしれないという、無念さと悔しさも感じていた。

 

そもそもADHDを抱えている息子に負担をかけてしまうだけなのかもしれない。

家にいるほうが息子にとっていいのかもしれないとも思った。

 

 

そして小3に進級し、習い事の熱も完全に冷めた頃、知り合いからバレーボールのお誘いをいただいた。私もバレーボールを経験していたことから、これなら私も教えてやれるぞ!っと思った。

 

だが過去を思い返すと、無理に行く必要はないなと思った。

 

それでも息子は、「行ってみる?」と聞くと「行く!」と言うんだ。

 

息子の思いは大切にしてやりたい。

 

体験に行った。

 

結果は・・・

 

 

 

コーチに「もう来ません」と丁寧に自分で伝えていた。

 

 

 

いや、それは予想外だった。

 

さっきまであんなに真剣で楽しそうだったのに。

「もう行かない」ってなる結果は想定内だったが。

 

「もう来ません」って大人に言えるのはレベル99。

逆に親たちが関心していたよ。

 

でもやはり、息子には合わないようだった。

 

 

 

 

 

そして小3も終わりが近づいてきた頃、まさかの出来事が起きた。

 

息子が自ら提案してきたのだ。

 

 

 

 

 

「ピアノやりたい。」

 

 

 

 

 

想像もしていなかった。息子は驚くほど音感もリズム感もない。(失礼)

100%的中する預言者の予言だとしても「今回ばかりは残念だったな」とほくそ笑んでやったであろう私。

 

ただ、楽器は好きなんだ。

 

思い返せば合唱は口パクのスペシャリストだが、合奏は驚くほど熱心にやっていた。

 

ピアノが下手なふりをして本領を発揮するピアニストの動画も繰り返し見ていた。

 

静かな環境を好むことも思い出した。

 

今までさせてきた習い事は全て、生徒が複数人いた。

 

ピアノは?

 

1対1じゃないか。

 

 

 

 

その時期が来れば、自ら興味を持てると知った。

息子が一番、息子自身のことを理解していた。

 

習い事など、やりたいことをさせてもらえなかった私の幼少期の苦い思いを、ただ息子にぶつけてしまっていただけだったのかもしれない。

 

反省した。

 

 

 

 

だが、ADHDの息子の特徴をある程度理解できている今だからこその不安があった。

 

  1. 集中力は続くか
  2. 音符を「書く」ことに苦戦するのではないか
  3. 覚えるまで音符を読めないイライラを抑えられるのか
  4. 注意されて癇癪を起こさないか
  5. 学校で疲れて、休みが多くなってしまうのではないか

 

どんな習い事でもこういった不安は付き物だろう。

 

  

というわけで、ピアノ教室の先生に全て打ち明けた。

 

するとこのピアノ教室は、

  • 集中力を考えてレッスン時間は30分
  • ピアノの発表会は小規模(無理なら連弾、もしくは見学)
  • 練習はできるところまででOK
  • 先生自身、体調不良で休ませてもらうこともある(日にちの調整可能)

と、なんとも理想通りのピアノ教室だった。

 

イライラや癇癪に関しては、「とにかく褒めて伸びるタイプだね!」と寛容に受け止めていただけた。

 

ということで、ピアノ教室に通い始めた息子。

「行きたくない」とまだ一度も言っていない。

 

レッスン時間が短いため、親は別室で待っていられるし、もちろん外出してもいいのだが、息子はすでに「どっちでもいいよ。ママのいいようにして」と言う。

 

「ママここにいて」という息子がいない。

 

 

 

今までの習い事を思い返してみると、まず息子がADHDと判明したのが1年生の終わり。私自身ADHDのことをよく理解していなかったこともあり、情報が相手側に十分伝えられていなかった。

 

息子に負担をかけているだけの習い事に過ぎなかった。

だがそれも、今だからわかることだし、無駄じゃなかったと思える。

 

数々の体験と経験があったから、やりたいことが芽生え始めたのかもしれない。

 

共に生きていくってこういうことかと。(規模が大きすぎる)

 

ADHDだからといって、習い事を諦めることはないし、かと言って焦る必要もない。

本人に全く提案しないより、断られるとわかっていながらも提案しておけば、きっと頭の片隅に一つの選択肢として持ち続けることができるはずだ。

 

必ず何かに興味を持つ日は来る。

今は「習い事」だが、いつしか逃げ場所になる日も来るかもしれない。(これが一番の目的)

 

一つのことだけにこだわり続けていて、その一つに挫折した時、「失敗」や「負け」に強い恐怖心を抱くタイプであれば、簡単にポッキリ折れてしまうと思うんだ。

 

そうなってしまってから這い上がるのは、容易なことではない。

 

1人でも多くの「人」と長く関わっておくのが良いと考えてる私は「習い事」として記しているが、「習い事」に限らなくても良いと思う。

 

私の中では「習い事」が手っ取り早かったと言うだけだ。

 

他に良いアイディアがあったら教えて欲しいと切に願う、しらゆり。

やっぱり「習い事」には費用が嵩むしね。

 

あ、なんでもそうか。

 

 

 

 

ちなみに、生活ギリギリの私が購入した自宅練習用のピアノを紹介しておこう。

 

条件としては、

  • 調律が必要ない
  • 場所を取らない
  • 鍵盤の感触は調律タイプのピアノと同等がいい
  • 安い

これだった。

 

その結果見つけたピアノがこちら。

 

CASIO(カシオ) 88鍵盤 電子ピアノ Privia PX-160GD シャンパンゴールド

CASIO(カシオ) 88鍵盤 電子ピアノ Privia PX-160GD シャンパンゴールド

 

 

これは良い買い物をしたと思っている。

見事に全ての条件クリア。

  • 調律が必要ない
  • 場所を取らない
  • 鍵盤の感触は調律タイプのピアノと同等がいい
  • 安い

思っていたより少々大きかったが、これくらいないと難しい曲を演奏するのは難しいだろう。(姉たちがやっていると言うありがちな理由で、ピアノは5年間習っていたしらゆり)

 

グランドピアノも、アップライトピアノも調律というメンテナンスが必要だし、場所を取る。足つきの電子ピアノも場所を取られるし、なんせどれも予算オーバーしてしまう。

 

だがPX-160GDなら、使われなくなって暇を持て余している勉強机の上にONしてしまえば良いのだ。(なんせゴールドの色合いが落ち着いていて素敵)

鍵盤もピアノと同等の重さで、いつまで続くかわからない習い事でも安心の価格。

簡単なペダルも付属されているため、ペダルを使うようになったらそれを使用すればいい。もちろん本物に近い形のペダルも販売されている。

 

今はこれで十分すぎるくらいのピアノを手に入れた。

息子もとてつもなく喜んでくれた。

 

そのうち勉強机を撤去させようと思い、このスタンドも購入済みだ。

CASIO 純正スタンド 折りたたみ式 デジタルピアノ用 CS-53P

CASIO 純正スタンド 折りたたみ式 デジタルピアノ用 CS-53P

 

 

今のところ必要なかったのが正直なところだが、なるべくピアノの場所を取りたくないとか、2階以上に設置する予定で軽量化させたい方におすすめする。

 

 

 

ということで、ADHDの子供でもできる習い事はあるということをお伝えしたかった。

この先どうなるかは分からないが、ADHDだからと言って習い事を諦めることはないし、理解してくれる場所は必ずある。

何が好きで何が嫌いか、何が得意で何が苦手かなど、多少なりとも把握しているとヒントを得られるのではないかと思った。

 

私は全く気がつかなかったが。

 

少しでも参考になれば幸いだ。

 

 

じゃあ、またね。