しらゆりの世界

発達障害の息子と共に生きながら、独自の見解で語るブログ。ADHDをよく知らない方にも。

2度目のWISC-Ⅳ結果を発表する(比較あり)

どうも、しらゆりです。

 

息子が小4に進級した。パチパチ。(出遅れ)

 

そんな息子の休み明け初日の朝は、ワクワクと不安が入り混じっていたようで、「楽しみ!」と口にしながら腹痛にもがき苦しんでいた。

 

すぐおなかに来るタイプの男である。

 

 

 

 

ではさっそく本題に移るが、先日2年ぶりとなるWISC-Ⅳ(ウィスクフォー)を受けてきた。

 

国語が苦手な息子の「国語苦手度」が急上昇したため、もう一度検査してみようということになったからだ。

 

WISC-Ⅳとは、知能テストのようなものだ。

 

以下4つの項目を得点という数字に変換することで、何が得意で何が苦手なのかを調べることが可能である。

 

  • 言語理解(VCI):言葉を聞いて理解したり、考えて表現する力
  • 知覚推理(PRI):目から入る情報を一つのまとまりのある事柄にしたり、問題解決する力
  • ワーキングメモリ(WMI):聞いたことを一時的に覚えておく力(短期記憶)や、集中力
  • 処理速度(PSI):事務的なスピードや符合などの課題を正確に遂行し、複数の情報を処理する力

 

発達障害の特徴としては、得意なことと苦手なことの差が激しい。

そのため数字の差が顕著に表れる。

 

4つの項目について、高低差が15以上ある場合は何らかの発達障害を抱えている可能性が高いと言える。(これだけで発達障害か否かの判断はできない)

 

その数字の差が、生きづらさを感じる原因と言っても過言ではない。

 

ただ、それを親や学校などが把握しておくことによって、本人にとっても周りの子供たちにとっても過ごしやすい環境を作りやすくなる。もちろん結果的に、親や学校の負担を軽くする利点もあるのだ。

 

もちろん私はこの手の専門家ではないため、あくまでも息子についての話をする。ご了承いただきたい。

 

 

 

 

それでは、結果発表といこう。

 

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2度目のウィスクといえど、検査場所は初めての場所であり、初めてお目にかかる臨床心理士の先生(男性)だった。

 

名前を呼ばれ、1人で検査を受ける部屋へ行くこととなり、不安を隠せない表情だった。

 

検査は約1時間で終了した。

 

 

小学校3年生の、WISC-Ⅳ検査結果がこちら。

 

  • 言語理解(VCI):101
  • 知覚推理(PRI):100
  • ワーキングメモリ(WMI):76
  • 処理速度(PSI):115

 

ワーキングメモリが極端に低いことがお分かりいただけただろうか。

数字が高いものと比べると115-76=39もの差が出ている。

 

 

表で簡単にまとめると、以下の通りだ。

評価点項目   結果    苦手   平均   得意 
言語理解(VCI)
101
 
 
知覚推理(PRI)
100
 
 
ワーキングメモリ(WMI)
76
   
処理速度(PSI)
115
   

 

 

小学校3年生の息子の場合、

  • ワーキングメモリ(WMI):聞いたことを一時的に覚えておく力(短期記憶)や、集中力

この部分が極端に苦手として現れていた。

薬が足りていなかったこともあってか、本人が苦労していたことが目で見て取れる結果となった。

 

 

総合的な見解は、

  • 言葉の能力や視知覚の能力はおおよそ年齢相応
  • 概念的な理解、語彙の量や社会的常識などの理解が良い
  • 空間把握力や模倣、構成力が高い
  • 書字や弁別力などのスピードが早い
  • 聴覚的な記憶力が弱い
  • 注意・集中して相手の話を聞くのが苦手
  • 複雑な操作が入ると記憶の容量が少なくなる

 

アドバイスとしては、

  • 言葉がけは短く端的に分かりやすく伝える
  • 言葉がけの前に名前を呼ぶなど意識をこちらに向けてあげる
  • 視知覚の力が強いため、絵など視覚化をして呈示させると良い

 

という結果となった。

 

これ、すごく参考になると思わないか。

 

つまりワーキングメモリが低いということは、一度に複数の指示を受けても記憶に残せないのだ。

 

例えば「今日お便りもらった?もらってたら机に出しといて」と、言葉で息子に投げかけると、「もらったよ!」という返事だけしてお便りを出すことをしない。

 

今までは「お便り出すのはめんどくさいんだろうな」という解釈で終わっていたところだが、この結果を見る限り、

 

  1. お便りをもらったかどうかの質問に答える
  2. お便りを出す

 

1の質問に答えることは理解したが、2のお便りを出すところまでは記憶できていなかったのだ。

 

そうなると、国語だけでなく文章問題を苦手としていた息子について理解ができてきた。

 

一つ一つこちらがやるべき道筋を立てたことに関しては、驚くほど作業スピードが早いため、こちらが一つ一つ端的に、尚且つ息子の場合は絵などを用いて視覚的に伝えていくことが大きな手助けとなることがわかった。

 

好きなこと以外の集中力もあまり持ち合わせていないため、時間を短く区切り休憩をいれながら学習していくことも重要になってくる。

 

前回下の記事で疑っていた、学習障害(LD)のディスレクシアについては特に指摘はなく、今の所は宿題の漢字練習を「となえてかく漢字練習ノート」に代えて学習している。

 

w-lily.hatenadiary.jp

 

するとどうだろう。

4年生に進級して初めての漢字小テストは、満点だった。

 

 

 

ここまでワーキングメモリの数字が低かったのは、単に薬(インチュニブ)の服用量が足りなかっただけなのかもしれない。(完全なる自己解釈)

 

インチュニブは多動性・衝動性に作用する薬であることから注意力や片付けに関しての効果は期待できないそうだ。だが、検査の際はやはり緊張していたようで慣れない環境で座って集中することが難しくなっていた可能性もある。

 

主治医からも「緊張したり、環境によっても検査結果は変わるからね」と告げられた。

 

この結果に関わらず、漢字練習方法を代えたのは正解だったと思う。今までの漢字練習帳では、やる気さえ起きなかったからだ。

 

今後も、周りの理解とサポートでどうにかなるだろう。

 

苦手なことは補えるようサポートし、得意なことは伸ばしてあげられるようサポートする。

 

これは今後も変わることはない。

 

息子の自己肯定感を高めることに尽力する。

 

 

 

 

 

だが、一つ疑問に思うことがある。

 

2度目のWISC-Ⅳを受けたのは、息子の「国語苦手度」が急上昇したからなのだが、息子が1年生の時に受けたWISC-Ⅳの検査結果と大きな違いがあったのだ。

 

 

では、2年前に初めてWISC-Ⅳを受けた際の結果を見ていただこう。

 

 小学校1年生の、WISC-Ⅳ検査結果がこちら。

 

  • 言語理解(VCI):95
  • 知覚推理(PRI):95
  • ワーキングメモリ(WMI):100
  • 処理速度(PSI):115

 

さて、これを見てどう思うだろうか。

 

ワーキングメモリは平均だった。

むしろ2番目に高かった項目だ。

全体的な高低差も115-95=20の差だったんだ。

 

しかも、ストラテラやインチュニブなどの薬物治療は行う前のことである。

 

とにかく多動性・衝動性が強く出ていた息子は、インチュニブの服用によって落ち着くことができるようになった。

 

だがこのときはまだ薬の服用はしていない。

 

表で簡単にまとめると、以下の通りだ。

評価点項目   結果    苦手   平均   得意 
言語理解(VCI)
95
 
 
知覚推理(PRI)
95
 
 
ワーキングメモリ(WMI)
100
 
 
処理速度(PSI)
115
   

 

学年や年齢が上がるにつれて、難しい言葉や表現についていけなくなってきたということなのか?

 

検査結果はこんなにも変わるものなのか?

 

検査時、文字や文章への苦手意識によるストレスやプライドが傷つくことをおそれる恐怖心が芽生えたからか?

 

元々はワーキングメモリに問題がなかったのか?

 

薬物治療のせいとかないよな?

 

これ、検査をしてくれた臨床心理士の先生とお話ししたかったのだが、主治医から検査結果を渡されたのみであとは読んでくれということでその日は終わってしまったんだ。

 

だから自分なりの解釈しかできていない。

 

詳しい説明プリーズ。

 

次回の診察時、改めて主治医に詳しく聞いてみようと思っている。

インチュニブの服用量が増えたこともあり、間隔を空けず5月に受診する予定だ。

 

結果についてはまたお知らせする。

 

疑問だけ置き去りにしてしまってすまない。

 

私もまだまだ知識不足だなと感じている。

 

 

 

 

今日はこの辺で終わろう。 

 

 

じゃあ、またね。

 

 

 

 

追記:2019年5月11日

後日談は下記へどうぞ!

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