しらゆりの世界*ADHDの息子と生きるシンママ

発達障害ADHDの息子と共に生きるシングルマザーが、独自の見解で語るブログ。見にきてくれたらニヤニヤしながら喜びます。

ADHDの息子が支援学級に通えるようになるまで

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どうも、大人ニキビと戦うしらゆりです。(吹き出物とは言わない)

 

支援学級と聞くと偏見を持つ方も少なくないが、今は支援学級も進化している。

支援が必要な子供を一クラスにまとめるのではなく、特性に合わせて少人数制で何クラスかに分けるのだ。(学校によるが)

 

支援学級に通うことを親が拒否することもあれば、子供自身が拒否することもある。

息子の場合は後者であり、支援学級に通うことを拒否していた時期があった。

そんな状態が約1年続いた結果、今は楽しく支援学級に通えている。

 

今日は、ADHDの息子(現在小4)が支援学級に通えるようになるまでの話をしようと思う。

 

 

支援学級へ通うことについて

 

支援学級へ通うことについては、私自身興味があった。

放課後児童クラブへ通っていたときも、息子が仲良くしていた上級生は支援学級の生徒だったこともあるからだ。未だに仲がいい。

 

小2を過ごしていたある日、担任の先生から提案があった。

「息子さんとお家の方の気持ちが重要ですが、支援学級の体験をしてみませんか?」

 

私は「お願いします!」と即答した。

息子にあった環境を追い求め続ける必要があると思い続けていたからだ。

 

それまでの息子の様子を聞いていても、必ず普通学級に支援の先生が来て授業を見ていてくれたことを知っていたし、息子タイプの子供はすでに支援学級に通っていたからだ。

 

ただ、息子は勉強についていけないわけではなかった。

作業となると超絶スピードでこなす息子には「みんなが終わるまで待っていて!」という指示に対応するのがすこぶる苦手だったのだ。

 

その間に席を立ってしまったり、消しゴムを粉々にしたり、周りの友達にちょっかい出してしまったりした。

 

先生の方でも「待ってる間は折り紙してていいよ」「終わった人はこのドリルすすめてて」など、クラス全員に息子に合わせた指示を出してくれていたのだ。

 

だが先生としても、やはりクラス全員を見ながら一人に合わせるのは簡単なことではなかったと思う。先生本当ありがとう。

 

そして小2時代の息子は支援学級についての説明を聞くと、「行ってみたい!」となった。

 

小2で支援学級の体験を開始

 

支援学級には学校の計らいもあり、すぐに体験に行かせてくれた。

同じクラスで1年生の頃から支援学級に通っている友達と一緒だったこともあり、すぐに行くことができたようだ。

 

息子が支援学級を気に入った様子で、本人の希望もあり、正式な登録までは「体験」という形で支援学級に通うこととなった。

通うと言っても、普段は普通学級特定の授業だけ支援学級、といった形だ。

 

担任の先生(普通学級)からは、「息子さんは算数が得意なので(休んでしまった分も、クラス全体の復習段階でマスターしていたらしい。)、まずは国語だけ支援学級に行くというのはどうでしょうか?」と提案してくれた。

 

ということで、小2の息子は「国語」のみ支援学級に通うこととなった

 

「普通学級がいい」と訴える息子

 

国語のみ支援学級に通うようになった息子だが、ある日元気がない様子の息子が「支援学級の先生が、ボクをいじめてくる」と言い出したのだ。

支援学級の先生はノリの良い体育会系タイプだったためか、息子がそう感じているだけなんじゃないかと何となく察した。

 

「どんな風にいじめてくるの?」と聞いても、

「わからない!」と説明ができない様子だった。

 

多々質問はしてみたが、息子はちょっと話を盛る癖がある。 

「◯◯(息子)にだけ?」というと「うん。みんなのことは褒めるもん」と言っていた。(けなされていると感じているのか?)

そういうタイプの先生ではなかったはずだが…

 

「支援学級の先生はノリがいいから、そう感じるだけじゃない?」ととりあえずその時は息子をなだめていた。

 

しばらく様子をみてみることにしたが、「支援学級にもう行くのやめた」と息子から報告があった。「みんなと同じがいいから」と。

無理に通う必要はないと思っていたし、わざわざ合わない環境に行く必要もないし、私はすぐに了承した。

学校側でもそんな息子の気持ちを受け入れてくれたようで、一時的に体験は終了したのだった。

 

小2時代は普通学級のみで過ごすことになった。

 

小3に進級後、体験を再開

 

支援学級については小2のころから「いつでも来ていいよ」という状態を保ってくれていたが、息子が支援学級を訪れることはなかった。

 

そして小3に上がり運動会を迎えたあと、もう一度支援学級に体験に行ってみないかと、担任の先生から提案があった。

実は下記の記事に登場したM先生は、息子の支援学級クラスの先生だった。

 

www.shirayuri10.com

 

これをきっかけにM先生との絆が生まれたのか、少しずつ支援学級に通うようになったのだ。

 

下記で触れた「国語」の苦手度からしても、小3になった今支援学級に通うことが望ましかった。 

www.shirayuri10.com

 

だがしばらくすると、また「ボク先生に嫌われてる」と言うようになった。

改めてよくよく聞いてみると「息子くんだけこれできてないよー!これじゃ社会科見学行けないよー!」など、その支援学級クラスは負けず嫌い向けのやる気を出すスタイルだったようだ。(誰に対しても)

 

息子も負けず嫌いではあるが、とにかく褒められないとやる気が出ないし、ADHDの特徴でもある言われたことはストレートに受け止めるし傷つきやすい一面がある。

 

なるほど、そういうことだったのか!と理由がわかった私は、早速担任の先生と連絡を取り、息子の気持ちを伝えた。

すると支援学級の先生に伝えてもらうことができ、息子への対応を変えてくれたようだった。

後日わかったことだが、やはりあのとき息子は話を盛っていたのだ。説明ができない分、少し大げさにすることで理解を求めようとしたのだ。気持ちはわかるぞ。

  

それから息子は徐々に支援学級に慣れていった。

小3の秋頃には、「楽しい!」と通えるようになっていた。

 

私も支援学級の見学に参加し、正式に支援学級に登録する手続きをお願いした。

 

ただ1つ重要なのは、どこへいっても自分の思い通りの対応に変えてもらえるわけではないということだ。

世の中には色んなタイプの人がいて、伝え方も人によって違うということ。これは息子に伝えておきたかった。

 

  • 息子のことが嫌いで、煽るような言い方をしてたのではないこと(先生は煽っているつもりはないこと)

  • 先生たちにも誰にでも、それぞれ違うスタイルがあること

  • 何が正解かは大人にもわからないこと

  • 自分の気持ちは伝えないとわからないこと

これは繰り返し息子に伝えた。

 

こんな風に理解してくれる人がいることは、当たり前ではないからだ。

 

支援学級の支援内容とは?

 

支援学級といっても学校によって様々だろうが、息子が通う学校では支援学級が4クラス程度に分かれている。学校側がクラスを決め、そのクラスへ通うのだ。

 

放課後に別学校へ親と子で通う「通級」とは別物だ。

 

息子は現在「国語」と「算数」のみ、支援学級に通っている。

基本的な生活は、全て普通学級なのだ。

得意な「算数」も課題を終えてしまえば自由時間が与えられるため、待っていることが苦手な息子にとって最高の環境だった。

 

ADHDの子供は疲れやすいこともあり、支援学級がリフレッシュの場になることも多い。少人数の静かな環境で、自由時間も与えられるのは本当に助かる。

 

最初は「勉強が遅れるのではないか?」という不安もあったが、むしろ普通学級より進んでいることもある。「まだクラスのみんなは知らないから、そのプリント見せないでね!」といった具合だ。

 

小4の5月からは宿題も支援学級の宿題に変更したのだが、普通学級の宿題を経験していた息子にとってはイージーモードかのようだった。著しくやる気に変化が起きたのだ。

 

普通学級の宿題をコンプリートする日がほとんどなかったのに対し、支援学級の宿題に変わってから「普通学級の宿題より多いからねー!」と言われていたのにも関わらず、毎日コンプリートしている。

あれだけ苦手だった日記も書いていくんだ。すげえええ

 

専用のノートに宿題のやることリストを書いてくれてあり、コンプリートすると私のヘンテコな絵のサインがもらえるとあってか、俄然やる気に燃えている。

 

授業が少し遅れて進んでいるとしても確実に身になっていると思えば、私はそちらの方が効率的だと思う。

そのおかげか漢字は相変わらず満点。下記の漢字練習ノートをきっかけに苦手意識が薄れたようだ。(今は下記の漢字練習ノートを元にした、支援学級の漢字練習方法に変更した)

www.shirayuri10.com

 

それに加え、支援学級のみの社会科見学もある。普通学級の社会科見学+支援学級の社会科見学が別にあるんだ。いいなあ。

息子はこれを何より気に入っている。めちゃくちゃ楽しいらしい。

 

「学校行きたくない…」となることが多い息子も、「支援学級の社会科見学に行くためにこの日までは休まず来ようね!」という先生との約束をちゃんと守り、気持ちを切り替えて学校に行ける日が多くなった。

もちろん別途の集金が少々発生するが、息子のやる気に繋がると思えば本当に安いものだ。(1,000円/回くらいなもん)

 

まとめ

 

支援学級に通うまでには、学校側から提案があったり、親が希望したり、子供が希望したり、人それぞれ違うと思う。

いろんな考え方があるし、支援学級に通わせたくない人もいれば、通わせたいけど不安な人もいるし、子供自身が通いたくない場合もある。

 

その時に合わせた方法を選んでいくしかないのだが、私は息子が支援学級に通えるようになって良かったと思っている。

 

今の時代は働き方も多様で、組織の中で一生を過ごさなくてはいけないわけではないんだ。もちろん組織の中で過ごす経験は必要だと思っている。

集団の中で生きる方法を学んだら、活かせるときがくる。今のうちに集団生活が苦手である理由と対策方法を学んでおくことのほうが大切なのではないか。

 

「自分はできる!」と変に突っ走ってしまうことがあるのもADHDに多いと思う。集団に適応する方法はADHDであっても学べる。だが、無理をするとあとで体に影響が出る。

ちゃんとできなくていいんだ。知ってさえいれば。(持論)

 

失敗をたくさん経験して、新しい場所にどんどん入っていける勇気を養うことの方が私は大切だと思っている。あとは、大切な人を大切にすることだけだ。

 

今それを身を以て体験しているのだから、周りは応援してあげてほしいな。

 

じゃあ、またね。