しらゆりの世界*ADHDの息子と生きるシンママ

発達障害ADHDの息子と共に生きるシングルマザーが、独自の見解で語るブログ。見にきてくれたらニヤニヤしながら喜びます。

発達障害の息子に持たせた筆箱はいつもカラ。鉛筆が消えていく不思議を解決した。

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どうも、しらゆりです。

ADHD息子(小4)が低学年のころ、学校から帰ってくると筆箱の中身はいつもカラだった。鉛筆が入っていないどころか、消しゴムは粉々になっている。

整理整頓がとんでもなく苦手なのがADHDだと理解してはいたのだが、そのままにしていると鉛筆の在庫が追いつかない。「放っておけばいつかできるようになるだろう」などとこちらが寛容になったところで、できるようにならないのが本質だ。

筆箱から消えていく鉛筆の行方は、学校の机の引き出し。

担任の先生と話し合いをする日か、授業参観のときに持ち帰る鉛筆はいつも20本以上。(おまけにぐちゃぐちゃのプリントが引き出しの総面積のほとんどを占めている)

普段から担任の先生が声かけをしてくれても、20本以上の鉛筆は引き出しに放置されたままだった。

鉛筆たちは完全に引き出しの民と化している。えんぴつ難民だ。そんなえんぴつ難民を救出するため、いろいろな方法を試した。

結果は、とにかく「すぐ」「簡単に」しまえる筆箱に変えれば良いだけのことだった。文房具たちもまた然り

私が実践したえんぴつ難民を救出する方法をご紹介する。

小学校4年生になり、ファスナー式の筆箱に変えた

自分の持ち物に全く興味のないADHD息子は、1〜2年生あるあるのマグネット式筆箱を3年生まで使っていた

まさにこれ。(軽くて使いやすかった)

もちろん定型児には、きちんとそろえて鉛筆を整理する習慣が身につくし、鉛筆たちが収まるであろう場所が一つでも空いていれば、「あれ?1本ない!」という思考にたどり着き、鉛筆を探す行動につながる。

だが、ADHDにはそんな思考がそもそもない。

彼らは「机の上をキレイにしましょう」と言われたら、机に何もない状態にすればそれでいいのだ。一番早いのは、机の引き出しに突っ込むこと。

鉛筆が引き出しに入り損ねても関係ない。教室の床に放置された状態であっても、机の上がキレイなことに変わりはない。

そんな彼らはわざわざ鉛筆を元あった場所に1本ずつはめ込むなんて、そんな効率の悪い(よく言えば)こともしない。だばだばっと突っ込めれば解決する。

その上、マグネット式筆箱に欠かせないマグネットさえも消えていくのだ。なぜ外れるんだ。マグネット式筆箱からマグネットが消えたら、それはもう筆箱としても機能しない。ただの箱だ。 

鉛筆が消えていく不思議は、ファスナー式の筆箱に変更すれば解決する。

息子が使っている筆箱はこちら。(実物は落書きの餌食となっている)

ファスナー式の筆箱に変更してから、えんぴつ難民が著しく減った。小学校4年生になった初めての授業参観の日は机の引き出しを見ていない。7月に行われた2回目の授業参観のとき、持ち帰った鉛筆は5本だった。

今までの苦労はいずこへ。

20本以上の鉛筆の束を私のカバンにつめ込んでいた日が、突然終わったのだ。

それでも消えていく鉛筆は、名前入り鉛筆でマーキングする

筆箱に入りきらなかった(息子のさじ加減)、教室の床を住処とする鉛筆たちを救出することも忘れてはならない。

無残に散った鉛筆たちにもマーキングしておけば、心優しいクラスメートが救出してくれるのだ。これにより、消えていく鉛筆は少ないほうだった。

以前は鉛筆に一つひとつ名前を書いておいたのだ。ほとんど毎日5本ずつ名前を書いていた。これがまた骨が折れる。

2年ほど手書きという手段を取っていたが、さすがに妥協という選択をした。名前入り鉛筆を購入することにしたのだ。普通に買うより少し値は張るが、少しでも時間の節約をしたかった。といっても、名前入りでこの金額はうれしい。

 

鉛筆の書き心地は全く問題ないし、キャラクターものが禁止の小学校のため規則もクリア。一つひとつ名前を書く手間を省くことができた。

その上筆箱を変えてからというもの、消えていく鉛筆がなくなったことで、さらに時間の節約に成功したのだ。

三角定規などの収納ケースは、中身が見えるものが効果的

学校で使う文房具には、三角定規や分度器、コンパス、のり、はさみ、などがある。それらを収納するのは、学校から配布された巾着を使っていた。

だが、やはりADHD息子には効果がなかった。

配布された巾着に入っているのは「のり」くらいである。

授業で使うときは、文房具たちを「探す」ことから始めなければならない。それこそ効率が悪い。しかも「探す」ことが大嫌いなのだ。

文房具が消えていく不思議は、中身が見えるクリアケースで解決する。

息子が使っている文房具用クリアケース(A5)はこの種類。

事務の経験がある方なら、一度は使ったことがあるだろう。これ、便利よね。

息子の宿題セットも、支援学級の先生がこのクリアケースのA4バージョンを用意してくれた。中身が見えると視覚的に何が入っているのかすぐに判断できるため、息子も使いやすいようだ。

片付けも当たり前のようにできるようになった。クリアケースに文房具がしまわれている状態を、使う前に見本として把握できることが継続のミソだ。

さらに効果をあげるには、「このクリアケースに何を入れるのか」を前面に書いて貼っておくのがおすすめ。パッと見てすぐ何を入れるのかわかれば入れ忘れが防げる。さらに保護テープ(透明のやつ)を上から貼っておくとグシャグシャしないし長持ちするから、この一手間はやっておいて損はない。

〜支援学級が用意してくれた宿題ケースの記入例〜

・タイトル(支援学級クラス名など)

・名前

<入れるもの>

①国・算のしゅくだい

②しゅくだいメモ

③れんらくノート

④◯◯◯(普通学級の時間割ノートなど)…”クラス(何年何組)”で予定を書いたら、自分でこのふくろに入れる。

※朝、学校に来たら◯◯◯(普通学級の時間割ノートなど)は”クラス”に、しゅくだいは”支援学級名”に出します。

からしても分かりやすく、とっても重宝している。

少しの工夫で問題が解決することが多々あるんだ。どこでハマるかは子どもによって違うだろうから、とりあえず試してみるほうがいいと身をもって実感した。

ADHDが使う道具は「すぐ」「簡単に」「目に見える」工夫をすること

発達障害といえどその子によって特性は様々だが、これは案外どの子どもにも通用するんじゃないかと思っている。「効率化」とか「見える化とか企業でもやるじゃないか。

暗黙のルールのように「できて当たり前」とされることを、もう一度基本から洗い出しルール化することで物事がスムーズに進み出したりする。「めんどくさい」と思っていたことが核心だったりするからだ。

逆にえんぴつ難民たちに対しては、「いい」と思って忍耐力を発揮していたところがムダだった。筆箱変えればよかっただけだった。くそぅ。

筆箱変えて、頑張らないで名前入り鉛筆にしたら万事解決。

じゃあ、またね。